日記

嵐の夜に嵐のような夜を思い出す

話は少し前に遡る。


仕事を終え、飲んで帰った私は結構酔っ払っていた。

お風呂に入ってすぐに床についた。

パンツにTシャツだった。

疲れていたのですぐに眠ったと思う。


それから1時間もしない頃だろう、夢を見た。

その夢は、自分の部屋の中だった。


玄関のドアの方に人の気配を感じる気がした。
なにやら会話が聞こえる。

誰かが家に侵入してくるという夢だった。

まどろみの中から、会話が段々鮮明になって近づいてくる。

男と女の会話だ。
いや
男、男、女か。
誰かを呼んでいる。


男1:ケンジ(仮)酒買ってきたよー


女:なんか模様替えしたー?


はっ


誰か入ってくる。

そう、夢ではなかったのだ。

気付いた時には男女3人部屋の中だった。

どうやらその日私は酔っ払って玄関の鍵をかけ忘れたらしい。


1Kの部屋は、入ってキッチン兼廊下を抜けたらすぐに私のいる部屋だった。

とりあえず上体を起こし状況を確認しようとするが、部屋は真っ暗で何も見えない。

なんとなく、悪意のある侵入者でないことはすぐに分かった。部屋を間違えているらしい。
存在に気付いてもらおうと、声を出してみる。


俺:あの・・・


声は全く届いていないようだった。

女:カバンここ置くよ

男2:つかなんで電気消してんの

俺:あのーーー・・・

男1:酒とりあえず冷蔵庫入れるよ

女:トイレ借りるねー

俺:あのーーーー!!ー!

男1:電気つけるよー


パチっ

・・・


辺りが明るくなると、男二人とすぐに目が合った。

俺はパンツ一丁なので布団から出れない。


俺:あの・・・


男1:すいませんっっっ


男二人はすぐに状況を理解したらしかった。
女は既にトイレに入っていた。


男2:(トイレのドアをバンバンたたいて)かなこ(仮)出るぞ!

女1:ちょっと待ってー

男2:いいから早く出ろ!


(ジャー)


まだ状況を掴めていない女はトイレから出てくると部屋の方に向かってきた。

男2は女の腕を玄関の方へしきりに引っ張った。

男2:行くな!出るぞ!

女:ちょっなんでよ!

男2:いいから!


(バタン)


ドアが閉まる音がした。

私はすぐに冷静になり、鍵が開いていたと分かった。
閉めなきゃと思い布団から出ると、そこに女カバンが残されていることに気づいた。

どうしよう、と思う反面、急に起こされた怒りが湧いてきた。
取りに来たら悪さしてやるぞコンチクショー!と思っていたら、ドアが開いた。


俺:ひぇっ
慌てて布団に戻った。(パンツ一丁なので)
 女がカバンを取りに戻ったきた。


女:すいませんでした
そう言い、女は去っていった。


嵐のような晩だった。


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